だいたい正しそうな司法試験の勉強法

30代社会人。「純粋未修」で法科大学院に入学し、司法試験に一発合格。勉強法・書評のブログです。

司法試験の延期は幸か不幸か

 たすまるです。司法試験延期!!!ということで、さすがにこりゃ何かつぶやかないと、と思いまして記事執筆に至ります。とはいっても、「つぶやき」カテゴリーですので、大した内容は書きません。

延期は有利か不利か

多くの受験生は

  • まじかよ!5月に最強となるプランで勉強してたのに!(不利になった!)
  • よかった~このままだと5月には間に合わないと思ってた(有利になった!)

 などなど、個人的な想いがあるでしょう。私も受験生であったら、気が気でないはずです。もっとも、 延期の影響は全ての受験生にふりかかります。司法試験は、相対評価の試験ですから、延期をもって合格難易度が上下することはないはずです。よって、「延期かぁ、まあしょうがないな」位に捉えておくのが無難なのでしょう。

延期は不幸か?

 そもそも、受験日が数か月前後しただけで合格可能性や順位が変わってしまうなら、(数年という長い時間をかけた)自分の勉強プロジェクトは、その程度のものだったんだなぁ、と達観(諦めともいう)しておきましょう。そういった意味で、ヘンに慌てる必要はないと思います。

 もっとも、この機会に、今回の延期が自分の人生にとってプラスかマイナスか、-司法試験の合格可能性ではなく-を考えておくのは良いことのように思います。
 試験が遅れるのは前述の通り、大勢に影響を与えないように思うのですが、問題は採点、結果発表、修習というスケジュールが遅れないか、です。

 普通に考えますと、こちらも同様に遅れます。個人的には、こちらの延期が辛いように思います。実務法曹を養成するのに必要な「座学」の時間は、まさに「未修3年間」で十分、あとはさっさとOJTとした方が、自分のためにも世の中のためにも良いだろう、というのが私の感覚です。
 社会に出るのが遅れますと、OJTも遅れ、生涯賃金も少なくなる(ことが多い)ため、受験生にとってほとんど得がありません。受験生としてはこのマイナスは考えておかなければならないように思います。

 採点、結果発表、修習がなるべく遅れないようにする唯一の方法が、コロナウイルスの感染拡大を早期に収束させるー他人との接触をなるべく減らすことです。そうしますと、現在、受験生がとり得る最良の対策は、自宅にこもって一人で勉強する、ということになります。

 当然と言えば当然のことですが、感染拡大を早期に収束させ、学力も伸ばす、という意味では一石二鳥という側面があるでしょうか。もっとも、自宅にこもると精神的にも参ってしまう方もいらっしゃると思います。そんなときは、是非本ブログを隅々まで(以下宣伝のため省略)。

延期は幸か?

 さてさて、何事もハッピーな側面もみるべきです。と筆者は思います。今回のコロナウイルス騒動でハッピーな側面なんてねぇよ、というのが通常のリアクションかと思います。しかし、人間の自由、メディアと法による強制、そして国家とは何か、を再度考えるきっかけになったのは、とても良いことでした。

 と言い放ちますと、ウルトラ頭良い&哲学っぽさ全開ですが、要するに下記記事にインスパイアされただけです。

全文公開第二弾! ユヴァル・ノア・ハラリ氏(『サピエンス全史』ほか)が予見する「新型コロナウイルス後の世界」とは? FINANCIAL TIMES紙記事、全文翻訳を公開。|Web河出

 うーん、趣深い。なお、皆さんのリモート学習?を少しでも支援しよう、という訳で、次回記事は、読者の方の答案の公開添削(答案のどんなところに注意すべきか等々)とする予定です。あ、あと最近買った本で良かったのは(想定通りですが)、ダントツ1位で下記書籍です。

憲法判例50!  第2版 (START UP)

憲法判例50! 第2版 (START UP)

 

 それでは皆さん、頑張りましょう。