今日は毛色を変えて、私が購入して、実際に勉強に利用していたお役立ちグッズを紹介します。
1.タイマー
タイマーは学習に必要不可欠です。まず、試験の時間管理のため、①2時間以上のカウントダウン機能が必要です。市販のタイマーの多くが99分59秒までしか測れないので、気をつけて下さい。次に、普段の学習の時間配分のため、ストップウオッチではなく、②1秒ずつのカウントアップをオススメします。このタイマーは、①②の機能があり・安く・かつ机上に置いた時に見やすく・ボタンが大きいので押しやすい、とかなり優秀です。私のタイマーも使用3年目に突入しましたが、故障もなく、司法試験本番でも活躍してくれました。
2.ネコちゃんペン
司法試験のペンと言えば、ゲルインキのサラサ、エナージェル、油性インクのジェットストリームあたりが定番でしょうか。ペンは非常に重要な武器ですから、自分に合うモノを早期に見つけて、体に馴染ませましょう。私の場合は、滑りが良いペンが好きだったので、エナージェルを愛用していました。万年筆も良いのですが、「インクが乾いたかな?」とか余計なことを考えなきゃいけないのでパス。エナージェルは、(多分)最も滑りが良いペンなのですが、インクの減りがめちゃくちゃ早いので、司法試験には3本くらい予備を準備して挑んでました。なお、キャップ式よりもノック式の方が重量バランスが良く、オススメです。なお、ネコちゃんペンとは、エナージェルのネコ柄(限定で今はあまり売っていない)の愛称です。
3.ブッククリップ
勉強が板についてくると、演習書を広げたまま、基本書も判例集も広げる、ということが頻発します。その方が効率的なシーンがあるのです。判例集はほとんどの場合「百選」という薄いヤツなので、「ペタっ」と開いておけるのですが、問題は、極厚の基本書です。このブッククリップは、かなりのゴツさと重さ、挟む力の強さを兼ね備えており、江頭会社法レベルの強敵も開いたままにしておいてくれます。にも関わらず、挟む面にはフェルトがついているので、本にも傷や跡がつきません。相当優秀な子です。たま~に壊れる(バネが強いので、どこかにぶつけると弾みで分解する)のですが、コツをつかむとすぐに直せるようになります。
4.後付けしおり
司法試験に向けた学習は、よっぽど上手くまとまったテキストを入手し、かつ、そのテキストを5,6回は読み続けるという忍耐力が無い限り、様々な本(とはいえ、通常は、基本書+判例集+演習書+αの4冊)を行ったり来たりして読むことになります。「あ!この論点…あの本のあそこらへんに書いてあった!」と気づいてから、当該箇所を見つけ出すまでに時間がかかる時のイライラっぷりと言ったらありません。にも関わらず、受験生の主力的ポジションにあるリーガルクエストシリーズ(有斐閣)にはしおりがついていません。という訳で、後付けのしおりが大活躍です。ナカバヤシのしおりは、様々な色が選べて、基本書にフィット(完全な自己満足)するところと、紐が2本ついているところが美点です。ポストイットでも良いんじゃないの?という説がありますが、ポストイットをしおり代わりに使うと、「ここわからない!」「ここも重要!」とガンガン貼っていき、最終的に、貼りすぎてどこが大事がむしろわからなくなります。要するに、「無限のしおり」があると思ってしまうと、いくらでも貼ってしまうからダメなんですね。でもって、大量のポストイット貼付部分を読み返す気力が失せます。この様にして、大量ポストイット(しおり用途に限る)ユーザーで、あまり優秀な人に出会ったことがありません。本は集中して読み、今日読んだところに1本目のしおりを挟む。そして、その日わからなかった部分の中から最も重要だと考えるところに2本目のしおりを挟み、翌日もう一度読む、つまり確実に復読する方が学習効果が高いと思います。なお、ポストイットはしおりにさえ使わなければ大変有用ですので、別の機会に記事にします。
5.指サック(会社法専用)
コクヨ リング型紙めくり メクリン Mサイズ 5個入 透明グリーン メク-21TG
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当然ですが、六法が早くひけると、試験では有利です。試験でない普段の学習においても、六法はひいたらひいただけ実力がつきます。良く会う人の顔や名前や性格を覚えるのと一緒です。というわけで、指サックはおすすめです。特に、大体の初学者にとって、会社法はその条文数に絶望するというセレモニーが待っていますので、勇気と根性で六法をバンバンひくために、指サックが活躍してくれます。指サックは色々試してベストフィットのものを選ぶしかありません。私の場合は、指がすっぽり入るやつはあまり好きではなかったので、人差し指にメクリンMサイズ、親指に同Lサイズ、の取り合わせで愛用していました。