だいたい正しそうな司法試験の勉強法

30代社会人。「純粋未修」で法科大学院に入学し、司法試験に一発合格。勉強法・書評のブログです。

基礎レベルの書評・論点・勉強法

処分性の考え方1(取消訴訟の特徴と意義)

「処分性」は、各要件の充足性を検討すれば→答えが出てくるという意味で、行政法の論点の中では最も書き易いものの一つです。覚えるべきことは多いですが、上手に整理しておけば、安定した得点源にすることができます。

伝聞の書き方と平成30年司法試験刑訴法

伝聞の書き方がわからない!という人の多くは、伝聞・非伝聞の区別、もっと具体的に言うと立証趣旨、証拠構造を踏まえて要証事実を抜き出すのが苦手なのではないかと思います。習うより慣れろで、平成30年司法試験刑訴法を解いてみます。

ケースブック行政法〔第6版〕と行政法判例の学習方法

司法試験お役立ち度85%、ひとことで言うと「行政法の判例集は絶対にこれ!」。正直に言ってハイレベルな判例集です。しかし、腰を据えて取り組めば、「判例を読むだけで答案が書けるようになる」、素晴らしい本です。「ケースブック行政法〔第6版〕」の書評…

特許法入門

司法試験お役立ち度80%、ひとことで言うと「安心安全な特許法の基本書」。司法試験の特許法は、本書か、高林先生の「標準特許法」が定番でしょう。やや古いのが気になりますが、本書はまだまだ使えます。「特許法入門」の書評です。

民事訴訟法概論と、書きやすい文章

司法試験お役立ち度80%、ひとことで言うと「高橋説が馴染めば最強の基本書」。薄くて何度も通読できる、オススメの基本書です。学習上のアドバイスもたくさんあります。もっとも、高橋説・高橋語はやや癖があります。「民事訴訟法概論」の書評です。

事例演習刑事訴訟法〔第2版〕と、理由付けの大切さ

司法試験お役立ち度85%、ひとことで言うと「司法試験レベルに即した論点解説書」。現状の司法試験の問題意識に即した「論点解説書」です。刑訴法のインプットは、基本書+本書で足りるでしょう。事例演習刑事訴訟法の書評です。

基本書などの選び方2(基礎編)

基本書は学習時間の大部分をともに過ごす重要な相方であり、これをコロコロ変えると良いことはほとんどないとされているので、どんな基本書を買うかは決定的に重要です。結婚相手の選択に近いものがあります。結局のところは、基本書でも予備校テキストでも…

憲法学読本〔第3版〕

司法試験お役立ち度85%、ひとことで言うと「薄くても司法試験には十分」。網羅性も高く、最新の判例・議論もフォローしています。憲法のインプットは、この本で足ります。「憲法学読本」の書評です。