卵巣がん( 卵巣癌 ・ 卵巣ガン )
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卵巣は腫瘍の宝庫といっていいほど数多くの種類の腫瘍が発生します。 上に述べたように卵巣は表層上皮、胚細胞、性ホルモンを分泌する細胞とこれらの組織の間にある間質細胞から成っていますが、これらのすべての部分から腫瘍が発生するため多くの種類の腫瘍が発生することになります。 一般的には腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられますが、卵巣から発生する腫瘍には良性のもの、悪性のもの(がん)以外に組織学的には良性に近い所見でありながら悪性腫瘍と似た経過を示す境界悪性腫瘍または低悪性度腫瘍と呼ばれる群が存在しており、卵巣腫瘍の取り扱いを複雑なものとしています。 表層上皮性のものとしては漿液性腺癌、粘液性線癌、類内膜腺癌、明細胞腺癌が代表的ながんで、多くは50才台に最も多くみられますが、粘液製腺癌は若年者に発生することもあります。 胚細胞性のものでは未分化胚細胞腫、卵黄嚢腫瘍、胎児性癌が代表的で、ほとんどが35才までの若い女性にみられます。 ホルモンを産生する腫瘍としては顆粒膜細胞腫が代表的で10才代までの若年に発生する型と高齢者に発生するタイプがあります。 この腫瘍は境界悪性群に属しますが、時に悪性の経過をとることがあります。また、卵巣には他の臓器のがんからの転移もしばしば起こます。 もっとも多いのは胃がん・大腸がんなど消化器のがんからの転移でクルーケンベルグ腫瘍と呼ばれます。
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